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帰りが遅くなった日の、短縮版の夜支度

遅く帰った日に、いつもの順番を全部こなそうとすると、寝るのがさらに遅くなります。 短縮版は「少しずつ削る」ではありません。 残す1つを先に決めて、あとは全部やらないと決めることです。

この記事について

何を書いた記事か
夜ノートが提案する段取りです。効果を測定したものではありません。 合う人と合わない人がいます。
扱わないこと
睡眠時間が短い日の体調については書きません。医学の領域で、 夜ノートが確かめられる範囲を超えています。 書いているのはやることを減らす順番だけです。
出典
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全部を短くすると、全部が中途半端になる

帰宅後30分の整え方では、 着替え・あかり・飲みもの・片付けの4つを順番に置きました。 遅く帰った日、ついこの4つを全部、半分ずつの時間でやろうとします。

ところがこれはうまくいきません。4つとも中途半端に終わって、 どれも「やった」という感じが残らないからです。 結局そのまま座り込んで、寝るのがもっと遅くなります。

短縮版でやるのは、削ることではありません。選ぶことです。 1つだけ残して、残りは「今日はやらない」とはっきり決めます。 やらないと決めたものは、中途半端になりません。

遅い日の決め方は、時刻ではない

先に「どの日が短縮版か」を決めておきます。その場で判断すると、 疲れている日ほど判断しなくなるからです。

ここで「23時を過ぎたら」と時刻で決めたくなりますが、やめておきます。 夜ノートでは区切りを時刻ではなく行動に紐づけるという形をとっていて (帰宅後30分のあとの、2時間の使い方)、 ここだけ時刻にすると噛み合いません。

短縮版の日は、こう決めます。

帰宅して座った時点で、やることが終わる見込みがない日。

洗い物も、洗濯も、翌日の準備も、全部やったら寝る時間がなくなる。 そう思った時点で短縮版に切り替えます。 時計を見るのではなく、自分の見込みで決めるので、どんな生活時間でも使えます。

残すのは「戻れない行動」1つ

では何を残すか。 湯船に入らない日の、区切りのつけ方で、 区切りとして働くのは戻すのが面倒な行動だと整理しました。 その基準をそのまま使います。

4つのうち、戻すのが面倒なのは着替えです。 一度部屋着に着替えたら、もう一度外の服に着替え直すことはまずありません。

飲みものとあかりは、やってもやらなくても戻せます。 片付けは戻せませんが、翌朝に回しても困りません。

だから残すのは着替え1つ。 遅い日ほど、着替えずにそのまま座ってしまいがちですが、ここだけは先にやります。

通常版と短縮版を並べる

4つがそれぞれどうなるかを並べておきます。 迷う余地をなくしておくことが目的なので、その場で考え直さないでください。

通常版と短縮版(夜ノートによる提案)
  通常版 短縮版
着替え する する(唯一残すもの)
あかり 2段階で落とす 天井を消して、いきなり手元だけ
飲みもの 用意する やらない
片付け する 翌朝に回すと決める
洗い物 する やらない

中身は人によって変わります。「1つだけ残して、他はやらないと決める」という形だけを使ってください。

洗い物を翌朝に回すのが気になるなら、 平日に使う器を先に決めておくと、翌朝の負担がはっきりします (夜に洗い物を減らす、器の決め方)。 何枚になるか分からない状態で翌朝に回すのが、いちばん気が重くなります。

あかりは、真ん中を飛ばす

通常の夜は、2時間を3つの時間帯に分けて、あかりを2段階で落としました (帰宅後30分のあとの、2時間の使い方)。

  1. 天井の照明のまま(家事や準備)
  2. 間接照明だけ(自由に使っていい時間)
  3. 手元か足元だけ(寝る支度)

短縮版では、真ん中を丸ごと飛ばします。 自由に使っていい時間が今日はない、というのが短縮版の定義そのものだからです。

着替えたら、そのまま天井を消して手元のあかりだけにします。 1段目を飛ばすだけで、手順は変わりません。 落とし方そのものは あかりを2段階落とすだけの夜支度と同じです。

ここでも条件は1つだけ。手元のあかりが先に用意されていることです (寝る前の部屋に合う間接照明の選び方)。 遅い日に天井を消して何も残らないと、結局また点けることになります。

翌朝に回したものの置き場所

「翌朝に回す」と決めたものには、置き場所が要ります。 決めずに置くと、それはただ散らかっただけになります。

  • 洗い物 — 流しに入れる。調理台の上には出しておかない
  • 鞄と上着 — 玄関か、決めた1か所に。座る場所の上には置かない
  • 翌日の準備 — 朝にやると決めて、必要なものを1か所に寄せておく

枕元に持ち込まないことも大事です。 枕元は3つの枠で埋まっていて、回したものを入れる余地はありません (ベッドサイドに置くものを3つに決める)。

続かないときの原因

短縮版がうまく働かないときは、だいたい次のどれかです。

  • 短縮版の日が週の半分を超えている — それはもう例外ではありません。 通常版のほうを見直す時期です
  • 残す1つが着替え以外になっている — 戻せる行動を残しても、区切りになりません
  • 部屋着がすぐ出せない場所にある — 遅い日に取りに行く気力はありません。 手前に置いておくか、着替えが億劫でない形のものにします (部屋着とパジャマの違いと、平日の夜に向く条件)
  • やらないと決めたものを、少しだけやっている — いちばん多い原因です。 「少しだけ」が中途半端を生みます
  • 翌朝に回したものの置き場所が決まっていない — 散らかったという記憶だけが残ります

完璧にやる必要はありません。 遅い日に「着替えだけはする」と決めておくところからで十分です。

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