クリップライトを仕様で比べる
公開:2026年9月11日 / 最終更新:2026年9月11日 / 仕様の確認日:2026年9月11日
クリップライトの商品ページには「810lm」「2400lm」と大きく書かれています。 ところがこれは器具の数値ではなく、付属している電球の数値です。 電球を替えれば変わってしまう数字で選ぶことになっていないか、3製品の公表値を並べて確かめました。
この記事の検証方法
- 確かめたこと
- 各メーカーの公式ページと公式通販ページに掲載されている仕様を、 2026年9月11日に確認して転記しました。
- 確かめていないこと
- 3製品とも購入しておらず、使用していません。 クリップの保持力、実際に挟めるかどうか、電球を付けたときの安定性は確認していません。
- 数値の出どころ
- 表の数値はすべてメーカー公表値 公表 です。 公表されていない項目は「—(公表なし)」と書き、推測では埋めていません。
- 掲載していないもの
- 商品画像は掲載していません。価格も表に入れていません(変動するため)。
比べる製品をどう選んだか
条件は先に決めました。
- E26口金で、電球を差し替えられること(光源が交換できない製品は除外)
- メーカーの公式ページでクリップのはさみ幅が確認できること
- 屋内用であること
オーム電機とアイリスオーヤマの製品を確認し、この条件を満たしたのが3製品でした。 アイリスオーヤマから2製品入れているのは、同じ器具で付属の電球だけが違うという関係が見えるためです。
オーム電機の製品は型番が LTC-N126AK で、色違いで品番が2つあります (ホワイト 06-1643/ブラック 06-1644)。 表に載せたのは、ホワイトの品番ページの記載を中心に、ブラックの公式通販ページで補った値です。
仕様の比較表
| 項目 | オーム電機 LTC-N126AK |
アイリスオーヤマ ILW-8GC4 |
アイリスオーヤマ ILW-24GC4 |
|---|---|---|---|
| 電球 | 別売(自分で選ぶ) 公表 | 付属 公表 | 付属 公表 |
| 口金 | E26 公表 | E26 公表 | E26 公表 |
| クリップのはさみ幅 | 10 〜 25 mm 公表 | 板材 60mmまで/ポール 48.6mmまで 公表 | 板材 60mmまで/ポール 48.6mmまで 公表 |
| 電源コード長 | 約1.8 m 公表 | 約5 m 公表 | 約5 m 公表 |
| 付けられる電球の上限 |
白熱電球60W以下/LED電球10W以下 長さ120mm以下・直径60mm以下 質量110g以下 公表 |
—(公表なし) | —(公表なし) |
| 付属電球の全光束 | (電球別売) | 810 lm 公表 | 2,400 lm 公表 |
| 付属電球の消費電力 | (電球別売) | 7.3 W 公表 | 18.0 W 公表 |
| 付属電球の光の色 | (電球別売) | 約5,000 K(昼白色) 公表 | 約6,500 K(昼光色) 公表 |
| 平均演色評価数(Ra) | (電球別売) | —(公表なし) | —(公表なし) |
| 本体寸法 | —(品番ページに記載なし) | 幅125 × 奥行140 × 高さ300 mm 公表 | 幅125 × 奥行140 × 高さ300 mm 公表 |
| 本体質量 | 約430 g 公表 | 580 g 公表 | 750 g 公表 |
| スイッチ | 中間スイッチ(ON/OFF) 公表 | —(公表なし) | —(公表なし) |
| 材質 | スチール 公表 | —(公表なし) | —(公表なし) |
| 調光器(壁スイッチ) | 販売ページに「調光器は使用できません」 公表 | —(公表なし) | —(公表なし) |
| 定格電圧 | AC100V 50/60Hz 公表 | —(公表なし) | —(公表なし) |
横にスクロールできます。「—(公表なし)」は、 こちらが確認したページに記載が見つからなかった項目です。 取扱説明書やカタログには記載がある可能性があります。
「810lm」は器具の性能ではない
商品名にいちばん大きく入っているのが「810lm」「2400lm」です。 けれどこれは付属している電球の全光束で、器具の性能ではありません。
実際、アイリスオーヤマの2製品は本体の寸法もはさみ幅もコード長も同じです。 違うのは付属している電球(7.3W/18.0W)と、そのぶんの本体質量(580g/750g)だけです。
つまり3製品はいずれもE26の電球を差し替えられる器具で、明るさも光の色も、 あとから電球で変えられます。 ルーメンの数字でクリップライトを選ぶのは、あまり意味がありません。
器具側の本当の仕様は「ランプの4つの上限」
差し替えられるといっても、何でも付くわけではありません。 オーム電機の品番ページには、付けられる電球の上限が4つ公表されていました。
| 項目 | 上限 |
|---|---|
| 消費電力 | 白熱電球 60W以下/LED電球 10W以下 |
| 長さ | 120 mm以下 |
| 直径 | 60 mm以下 |
| 質量 | 110 g以下 |
出どころはメーカーの品番ページ(ホワイト 06-1643)です。
この4つを公表していたのはオーム電機だけでした。 アイリスオーヤマの2製品には、付属の電球以外に替えたときの上限が書かれていません。
この差は、電球を買い替える前提なら小さくありません。 付属の電球は作業用の白い光なので、夜の部屋に使うなら替えることになります。 そのときに「何Wまで、何mmまで、何gまで」が分からない器具と、分かる器具があるということです。
スマート電球は、この器具に付くのか
クリップライトの電球を差し替えるなら、スマホから消せる電球にする選択肢があります。 前回比べた3製品を、オーム電機の上限に照らし合わせてみます。
| 電球 | 消費電力 (上限10W) |
長さ (上限120mm) |
直径 (上限60mm) |
質量 (上限110g) |
|---|---|---|---|---|
| Tapo L510E | 8 W | 115 mm | 60 mm | —(公表なし) |
| Tapo L530E | 8.7 W | 115 mm | 60 mm | —(公表なし) |
| SwitchBot スマート電球 E26 | 10 W | 116 mm | 60 mm | 93 g |
器具側・電球側とも公表値の照合です。実際に取り付けて確認したものではありません。
4項目すべてを確認できたのは SwitchBot の1製品だけでした。 Tapoの2製品は質量が公表されていないため、上限110gに収まるかどうかを判断できません。
また、直径はどれもちょうど60mm、SwitchBotの消費電力はちょうど10Wで、 いずれも上限と同じ値です。余裕がある数字ではありません。
ここは「買う前に分かることと、分からないことの境目」です。 電球のほうが質量を公表していなければ、器具のほうが上限を公表していても照合できません。
はさみ幅とコード長は、製品でまったく違う
仕様表で最も差が出たのがこの2つです。
- はさみ幅:オーム電機 10〜25mm / アイリスオーヤマ 板材60mmまで
- コード長:オーム電機 約1.8m / アイリスオーヤマ 約5m
はさみ幅の下限にも注意が必要です。オーム電機は「10〜25mm」で、 薄すぎる板には使えないという読み方になります。 棚板やヘッドボードの厚みは、買う前に定規で測ってください。 一般的な棚板は15〜25mm程度のことが多く、そこを外すと挟めません。
コード長1.8mは、ベッドサイドの棚に挟んで足元のコンセントに届く程度です。 5mは作業用の長さで、部屋の中ではたいてい余ります。 長ければ良いというものではなく、余ったコードの置き場所が要ります。
付属の電球は、どれも作業用の白い光
ここは正直に書いておきます。 アイリスオーヤマの2製品に付属する電球は、5,000K(昼白色)と6,500K(昼光色)です。 どちらも作業のための白い光で、夜の部屋をくつろいだ見え方にするものではありません。
そもそもこの2製品は「LEDワークライト」の分類で売られています。 夜の部屋で使うために作られた製品ではないということです。
ただし電球を差し替えられるので、電球色のものに替えれば夜向きにできます。 光の色の考え方は電球色・温白色・昼白色の違いと、夜の部屋での使い分けにまとめています。
また、3製品とも演色性(Ra)が公表されていません。 器具の側には光源がないので当然ではありますが、 付属電球についても記載が見つかりませんでした。
条件別に、どれを選ぶか
順位はつけません。公表されている仕様のうち、どれを優先するかで割り当てます。
夜用の電球を自分で選びたいなら
オーム電機 LTC-N126AK。3製品で唯一、付けられる電球の上限(10W・120mm・60mm・110g)が公表されています。 電球を買い替える前提なら、この4つが分かっていること自体が利点です。 コードも1.8mと室内向きで、中間スイッチが付いています。 ただしはさみ幅は10〜25mmと狭く、厚い天板には挟めません。
電球は別売です。価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。
厚い板に挟みたい/すぐ点けたいなら
アイリスオーヤマ ILW-8GC4。板材60mmまで挟めます。電球(810lm・7.3W)が付属するので、 届いたその日に点きます。ただし付属電球は5,000Kの昼白色で、夜のくつろぎ用ではありません。 電球を替えるときの上限は公表されていないため、その点は確認が必要です。
価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。
作業用として明るさが要るなら
アイリスオーヤマ ILW-24GC4。付属電球は2,400lm・18.0W・6,500Kです。 本体はILW-8GC4と同じ寸法で、質量だけ750gと重くなります。 これは完全に作業用です。夜の部屋のあかりとしては明るすぎます。
価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。
この比較では分からないこと
- クリップの保持力(挟んだまま角度を変えても落ちないか)
- 電球を付けたときの前後のバランス
- 点灯中の本体の温度
- アイリスオーヤマの2製品に、付属以外の電球を付けたときの上限
- 付属電球の演色性(3製品とも公表なし)
これらは、実際に購入して使った記録(使用記録)が用意できたときに追記します。
よくある疑問
クリップライトは夜のくつろぎ用に使えますか
器具そのものは使えます。 ただし今回調べた製品に付属していた電球は5,000Kと6,500Kで、どちらも作業用の白い光でした。 夜の部屋に合わせるなら、電球を色温度の低いものに買い替える前提で考えることになります。 クリップライトは電球を差し替えられる器具なので、そこは自由に変えられます。
電球別売のクリップライトに、どんな電球でも付けられますか
付けられません。 今回調べたオーム電機の製品には、LED電球10W以下、長さ120mm以下、直径60mm以下、質量110g以下という4つの上限が公表されていました。 口金がE26でも、この枠を超える電球は入らないか、重さで支えきれません。 買う前に、器具側の上限と電球側の寸法の両方を見てください。
クリップライトで壁の調光スイッチは使えますか
今回調べたオーム電機の製品は、販売ページに「調光器は使用できません」と記載されていました。 メーカーの品番ページには調光器についての記載が見つかりませんでした。 アイリスオーヤマの2製品も記載がありませんでした。 明るさを変えたい場合は、器具ではなく電球側で調整する方法が現実的です。
スマート電球をクリップライトに付けられますか
寸法と質量が器具の上限に収まれば付きます。 ただし電球側が質量を公表していないことがあり、その場合は事前に確認できません。 今回照らし合わせた3製品のうち、消費電力・長さ・直径・質量の4項目すべてを確認できたのは1製品だけでした。 残りの2製品は質量が公表されておらず、上限110gに収まるかどうかを判断できませんでした。
この記事の出典
すべて2026年9月11日に確認しました。
- オーム電機 クリップライト E26 電球別売 ホワイト(品番06-1643/LTC-N126AK-W)
株式会社オーム電機 - オーム電機ダイレクト クリップライト LTC-N126AK-K(品番06-1644)
オーム電機ダイレクト - アイリスオーヤマ LEDクリップライト屋内用 強力クリップタイプ(ILW-8GC4/ILW-24GC4)
アイリスオーヤマ
次に読む
- スマート電球は夜のあかりに向くか(差し替える電球を選ぶ)
- 手元を照らすあかりを仕様で比べる(同じ手元用でも、JISのAA形・A形が公表されている製品があります)
- 調光器対応のLED電球は、思ったより選べない
- 賃貸でも置ける・貼れる間接照明(挟む・貼るの選び分け)
- 電球色・温白色・昼白色の違いと、夜の部屋での使い分け
記載の仕様は2026年9月11日時点のメーカー公表値です。仕様と価格は変更されることがあります。 当サイトは広告・アフィリエイトリンクを掲載しています。 Amazonのアソシエイトとして、夜ノートは適格販売により収入を得ています。