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手元を照らすあかりを仕様で比べる

デスクライトの商品ページによく出てくる「JIS AA形」。 見たことはあっても、A形と何が違うのかは書かれていないことがほとんどです。 3製品の公表値を並べたら、手元の明るさの差が数値で見えました。

この記事の検証方法

確かめたこと
各メーカーの公式ページに掲載されている仕様を、2026年9月11日に確認して転記しました。
確かめていないこと
3製品とも購入しておらず、使用していません。 照度の実測、まぶしさ、光の広がり方は確認していません。
数値の出どころ
表の数値はすべてメーカー公表値 公表 です。 公表されていない項目は「—(公表なし)」と書き、推測では埋めていません。
掲載していないもの
商品画像は掲載していません。価格も表に入れていません(変動するため)。

比べる製品をどう選んだか

条件は先に決めました。

  1. 手元を照らす据え置きのLEDライトであること
  2. メーカーの公式ページで照度(lx)またはJIS照度区分が確認できること
  3. 平均演色評価数(Ra)が公表されていること

パナソニック、アイリスオーヤマ、山田照明の3社を確認し、この条件を満たしたのは3製品でした。 山田照明(Z-LIGHT)は公式ページを取得できず、仕様を確認できませんでした。

結果としてアイリスオーヤマが2製品入っています。これは意図したものです。 同じメーカーの AA形相当と A形相当を並べると、区分の差だけを取り出して見られるためです。

仕様の比較表

手元を照らすLEDライト3製品の仕様(2026年9月11日時点のメーカー公表値)
項目 パナソニック
SQ-LD560
アイリスオーヤマ
LDL-501
アイリスオーヤマ
LDL-301
JIS照度区分 AA形 公表 AA形相当 公表 A形相当 公表
照度(半径30cm) 500 lx 以上 公表 650 lx 公表 570 lx 公表
照度(半径50cm) 250 lx 以上 公表 250 lx 公表 150 lx 公表
光の色 5,000 K(パソコンくっきり光)/6,200 K(文字くっきり光) 公表 昼白色(Kの数値は公表なし) 昼白色(Kの数値は公表なし)
平均演色評価数(Ra) 83 公表 85以上 公表 85以上 公表
調光 7段階(100%〜約20%) 公表 無段階 公表 3段階 公表
消費電力 —(確認したページに記載なし) 11.0 W(電源アダプター含む)/9.2 W(ランプ本体のみ) 公表 7.5 W(電源アダプター含む)/6.5 W(ランプ本体のみ) 公表
設置方式 デスクタイプ(移動させて使える) 公表 ベース(卓上) 公表 ベース(卓上) 公表
寸法 —(確認したページに記載なし) 幅360 × 奥行171 × 高さ335 mm 公表 幅520 × 奥行137 × 高さ325 mm 公表
質量 —(確認したページに記載なし) 約1,400 g 公表 約680 g 公表
寿命 光束維持時間 40,000時間(光束維持率70%) 公表 40,000時間 公表 40,000時間 公表
その他 半径50cmを中心に明るく照らす 公表 まぶしさガード採用/アーム反転(右利き・左利き)/電源コード1.8m 公表

横にスクロールできます。「—(確認したページに記載なし)」は、 こちらが確認した公式ページに記載が見つからなかった項目です。 別のページやカタログには記載がある可能性があります。

AA形とA形の差は「机の端」に出る

この比較のいちばんの発見はここです。同じメーカーの2製品を並べると、区分の差だけが見えます。

同じメーカーのAA形相当とA形相当(公表値)
測る位置 LDL-501(AA形相当) LDL-301(A形相当)
半径30cm650 lx570 lx80 lx(約1.1倍)
半径50cm250 lx150 lx100 lx(約1.7倍)

差の計算は公表値からの単純な割り算です。実測ではありません。

手元(半径30cm)ではあまり変わらず、離れた位置(半径50cm)で差が開いています。 つまり AA形とA形の違いは「真下がどれだけ明るいか」ではなく、 「どれだけ広い範囲を明るく保てるか」です。

これは選び方に直結します。

  • 文庫本1冊を照らすだけなら、A形でも足ります
  • 大きく開いた本、書類、手仕事の道具まで明るくしたいなら、AA形のほうが向きます

パナソニックの製品ページには、JIS AA形として「30cm時500lx以上、50cm時250lx以上」と記載されています。 なお、JISの規格原文そのものは確認できていません。ここに書いたのは各製品ページの記載です。

3製品とも、夜のくつろぎ用ではありません

ここは正直に書いておきます。今回の3製品は、いずれも昼白色系です。 パナソニックは5,000Kと6,200K、アイリスオーヤマの2製品は「昼白色」とだけ公表されています。

これらは手元の作業をするためのあかりであって、寝る前にくつろぐためのあかりではありません。 夜の部屋を落ち着いた見え方にしたいなら、色温度の低いあかりを別に用意することになります (電球色・温白色・昼白色の違いと、夜の部屋での使い分け)。

夜のあかりを1台で兼ねようとすると、たいていここで無理が出ます。 読む用と、くつろぐ用。2台に分けるか、調色に対応した製品を選ぶかの判断になります。

仕様表に出てこない「まぶしさガード」

手元を照らすあかりでは、光源が直接目に入らないことが快適さを大きく左右します。 ただしこれは数値で表せないため、仕様表には出てきません。

アイリスオーヤマの LDL-501 は「まぶしさガード採用」「手元は明るく、光源はまぶしくない」と公表しています。 あるかないかの記載を探すことになります。

あわせて、設置したときに座った目線より下に光源が来るかも確認してください。 仕様表の高さの数値(LDL-501 は高さ335mm、LDL-301 は325mm)が手がかりになります。

販売ページとメーカー公式が食い違うことがある

この記事を作る途中で見つけたことです。

パナソニック SQ-LD560 について、Amazonの商品名には「4段階調光」「器具光束950ルーメン」とあります。 いっぽうパナソニックの公式ページには「7段階調光 100%〜約20%」と書かれています。

どちらが現行の仕様かは、こちらでは確認できていません。 この表に載せたのは公式ページの値です。

仕様を根拠に選ぶときは、販売ページではなくメーカーの公式ページで確認してください。 販売ページの記載は、旧仕様のまま残っていたり、別の型番の説明が混ざっていたりすることがあります。

追記:LDL-301 でも同じことが起きていました

この記事の公開後、楽天市場の販売ページを確認したときに見つけたことです。

LDL-301 の販売ページには「まぶしさガード付」と書かれていました。 いっぽうアイリスオーヤマの公式ページで「まぶしさガード採用」と書かれているのは LDL-501 のほうで、LDL-301 のページには見当たりませんでした。

どちらが正しいかは、こちらでは確認できていません。 構造として付いているのに公式ページに書かれていないだけかもしれませんし、 販売ページが上位機種の説明を流用しているのかもしれません。

言えるのは、同じ製品でも「どこに書いてあるか」で内容が変わるということです。 この記事の表に載せたのは、すべてメーカー公式ページの記載です。

条件別に、どれを選ぶか

順位はつけません。公表されている仕様のうち、どれを優先するかで割り当てます。

明るさを細かく調整したいなら

アイリスオーヤマ LDL-501。3製品のうち唯一、無段階調光です。 段の刻みに縛られず、好みの位置で止められます。AA形相当で、まぶしさガードも公表されています。 ただし質量が約1,400gと、3製品のなかでは重いほうです。

価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。

置き場所が狭い/軽いほうがいいなら

アイリスオーヤマ LDL-301。約680gと軽く、奥行きが137mmと小さめです。 ただし A形相当で、半径50cmの位置では150lx。広い範囲を明るくしたい用途には向きません。 調光も3段階です。

価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。

色温度の数値を確認してから買いたいなら

パナソニック SQ-LD560。3製品のうち唯一、ケルビンの数値(5,000K/6,200K)が公表されています。 2つの光を切り替えられます。ただし消費電力・寸法・質量は、確認したページに記載がありませんでした。

リンク先はホワイトの商品ページです。この商品ページの記載と、メーカー公式ページの記載に違いがあります(上記)。 仕様は公式ページでご確認ください。価格と在庫は変動します。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。

この比較では分からないこと

  • 実際のまぶしさ(発光面が視界に入るかどうか)
  • 照度の実測値と、公表値との差
  • アームの動かしやすさ、固定の保持力
  • いちばん暗くしたときの明るさ(無段階調光の最小値は公表されていません)

これらは、実際に購入して使った記録(使用記録)が用意できたときに追記します。

よくある疑問

JISのAA形とA形は何が違うのですか

机上スタンドの明るさの区分で、AA形のほうが広い範囲を明るく照らします。 今回調べた製品では、AA形相当の製品が半径50cmの位置で250lx、A形相当の製品が同じ位置で150lxと公表していました。 手元だけでなく、机の端やノートの端まで明るさが欲しい場合に差が出ます。

夜のくつろぎ用にデスクライトを使えますか

本を読む、手元の作業をするといった用途には向きますが、くつろぐためのあかりとしては向きません。 今回の3製品はいずれも昼白色系で、色温度の高い光です。 夜の部屋を落ち着いた見え方にしたい場合は、色温度の低い別のあかりを用意するか、調色に対応した製品を選ぶことになります。

販売ページとメーカーの公式ページで仕様が違うことがありますか

あります。今回調べた製品でも、Amazonの商品名には「4段階調光」とあるのに、 メーカーの公式ページには「7段階調光」と書かれているものがありました。 どちらが現行の仕様かはこちらでは確認できていません。 仕様を根拠に選ぶときは、メーカーの公式ページで確認してください。

まぶしさガードとは何ですか

光源が直接目に入らないようにする構造のことで、メーカーによって呼び方が違います。 手元は明るいのに光源はまぶしくない、という状態を作るためのものです。 仕様表の数値には表れないため、あるかないかの記載を探すことになります。

この記事の出典

すべて2026年9月11日に確認しました。

  • パナソニック パルック LEDデスクスタンド SQ-LD560
    Panasonic
  • アイリスオーヤマ LEDデスクライト LDL-501
    アイリスオーヤマ
  • アイリスオーヤマ LEDデスクライト LDL-301
    アイリスオーヤマ
  • 確認したが仕様を取得できなかった先:山田照明 Z-LIGHT の製品ページ

次に読む

記載の仕様は2026年9月11日時点のメーカー公表値です。仕様と価格は変更されることがあります。 当サイトは広告・アフィリエイトリンクを掲載しています。 Amazonのアソシエイトとして、夜ノートは適格販売により収入を得ています。