人感センサーライトを仕様で比べる
公開:2026年9月11日 / 最終更新:2026年9月11日 / 仕様の確認日:2026年9月11日
夜中に目が覚めて、廊下やトイレへ行く。そのときだけ点いてほしいあかりです。 公表値を並べると、明るさは10〜40ルーメンでした。 一般的なLED電球の20分の1です。それで足りるのかを、数値から考えます。
この記事の検証方法
- 確かめたこと
- メーカーの公式ページに掲載されている仕様を、2026年9月11日に確認して転記しました。
- 確かめていないこと
- 3製品とも購入しておらず、使用していません。 実際の明るさ、感知の反応の速さ、取り付けの固さは確認していません。
- 数値の出どころ
- 表の数値はすべてメーカー公表値 公表 です。 公表されていない項目は「—(公表なし)」と書き、推測では埋めていません。 本文中で割り算をしている箇所は、その都度「当サイトの計算」と書いています。
- 掲載していないもの
- 商品画像は掲載していません。価格も表に入れていません(変動するため)。
比べる製品をどう選んだか
条件は先に決めました。
- 屋内用であること(防犯用の屋外センサーライトは対象外)
- 配線工事が要らないこと(乾電池式)
- メーカーの公式ページで全光束・検知距離・検知角度・点灯保持時間・電池寿命がそろって確認できること
アイリスオーヤマと朝日電器(ELPA)の製品を確認し、 5項目すべてがそろったのはアイリスオーヤマの製品だけでした。 ELPAについては後ろで理由を書いています。
同じメーカーから3製品を選んでいますが、これは意図したものです。 形の違い(下方発光/横長のウォール)と、光の色の違い(電球色/昼白色)を、 他の条件をそろえたまま取り出して見られるためです。
仕様の比較表
| 項目 | アイリスオーヤマ BSL-MS1 (下方発光) |
アイリスオーヤマ BSL40WL-WV2 (ウォール・電球色) |
アイリスオーヤマ BSL40WN-WV2 (ウォール・昼白色) |
|---|---|---|---|
| 光の色 | 温白色(3,500K) 公表 | 電球色(Kの数値は公表なし) | 昼白色(Kの数値は公表なし) |
| 明るさ(常時点灯 ON) | 約20 lm 公表 | 約40 lm 公表 | 約40 lm 公表 |
| 明るさ(AUTO Hi) | 約20 lm 公表 | 約40 lm 公表 | 約40 lm 公表 |
| 明るさ(AUTO Lo) | 約10 lm 公表 | 約12 lm 公表 | 約12 lm 公表 |
| 検知距離 | 約2.5 m 公表 | 約2.5 m 公表 | 約2.5 m 公表 |
| 検知角度 | 水平約100° / 垂直約40° 公表 | 水平約100° / 垂直約40° 公表 | 水平約100° / 垂直約40° 公表 |
| 点灯保持時間 | AUTO:約10秒 (感知中は常時点灯) 公表 |
AUTO:約10秒 (感知中は常時点灯) 公表 |
AUTO:約10秒 (感知中は常時点灯) 公表 |
| 明暗センサー | フォトセンサー搭載 (動作照度は公表なし) 公表 |
フォトセンサー搭載 (動作照度は公表なし) 公表 |
フォトセンサー搭載 (動作照度は公表なし) 公表 |
| 電池 | 単3形アルカリ×3 公表 | 単3形アルカリ×3 公表 | 単3形アルカリ×3 公表 |
| 電池寿命(ON) | 約24時間 公表 | 約15時間 公表 | 約15時間 公表 |
| 電池寿命(AUTO Hi) | 約12か月 公表 | 約12か月 公表 | 約12か月 公表 |
| 電池寿命(AUTO Lo) | 約24か月 公表 | 約24か月 公表 | 約24か月 公表 |
| 寸法 | 幅86 × 奥行39 × 高さ86 mm 公表 | 幅194 × 奥行35 × 高さ29.6 mm 公表 | 幅194 × 奥行35 × 高さ29.6 mm 公表 |
| 質量 | 112 g(プレート・電池を含まず) 公表 | —(公表なし) | —(公表なし) |
| 取り付け | 取り付けプレート+固定ピン×2本 公表 | 取り付けプレート+ねじ×2本/釘×2本 公表 | 取り付けプレート+ねじ×2本/釘×2本 公表 |
| 平均演色評価数(Ra) | —(公表なし) | —(公表なし) | —(公表なし) |
横にスクロールできます。「—(公表なし)」は、 こちらが確認したページに記載が見つからなかった項目です。 同じシリーズには BSL-MS2(約18lm/約9lm、質量115g)もあり、 それ以外の仕様は BSL-MS1 と同じと公表されています。
40ルーメンは、電球の20分の1
数字だけを見ると、心もとなく感じます。比べてみます。
| あかり | 全光束 |
|---|---|
| 一般的な60形相当のLED電球 | 約800 lm |
| クリップライトの付属電球(ILW-8GC4) | 810 lm |
| センサーライト(AUTO Hi) | 約40 lm |
| センサーライト(AUTO Lo) | 約12 lm |
比率の計算は公表値からの単純な割り算です。実測ではありません。
約20分の1です。部屋を明るくする道具ではありません。
ただし、これは用途に合っています。 夜中に目が覚めたときは目が暗さに慣れている状態なので、 いきなり800ルーメンが点けば、まぶしくて目を細めることになります。
センサーライトの役目は、部屋を明るくすることではなく、 段差や壁の位置が分かる程度に照らすことです。 「暗い」ではなく「そういう道具」だと考えたほうが、選びやすくなります。
「約10秒」が意味すること
点灯保持時間は3製品ともAUTO時に約10秒です。 ただし公表値には「感知中は常時点灯」と併記されています。
つまり、動いている間は点き続け、動きを感知しなくなってから約10秒で消えるという読み方になります。 廊下を歩いて通り過ぎる、という使い方なら問題ありません。
問題が出るのは、同じ場所に立ち止まる使い方です。 洗面所で顔を洗う、棚の中を探す、といった動きの少ない作業では、途中で消える可能性があります。 これは仕様の欠点ではなく、この製品が想定している使い方の範囲です。
手元の作業をする場所には、センサーではなく別のあかりを置くことになります (ベッドサイドの充電式ライトを仕様で比べる)。
明るさを落とすと、電池が2倍もつ
仕様表でいちばん実用的な発見がここです。
| モード | 明るさ | 電池寿命 |
|---|---|---|
| ON(常時点灯) | 約40 lm | 約15時間 |
| AUTO Hi | 約40 lm | 約12か月 |
| AUTO Lo | 約12 lm | 約24か月 |
電池寿命は使用条件で変わります。表の値はメーカーの公表値です。
読み取れることが2つあります。
ひとつめ。常時点灯(ON)にすると、電池が約15時間で切れます。 1日もちません。この機能は停電時などの一時的な用途で、 日常はセンサーで動かす前提の設計だと読めます。
ふたつめ。AUTO Lo にすると明るさは約3分の1になりますが、電池は2倍もちます。 夜中に起きたときの足元なら、12ルーメンでも位置は分かります。 電池交換の頻度が年1回か2年に1回かは、実際に使うときの差としては小さくありません。
電球色と昼白色は、光の色以外が完全に同じ
BSL40WL-WV2(電球色)と BSL40WN-WV2(昼白色)を並べると、 公表されている仕様が光の色以外すべて一致します。 明るさも、検知距離も、検知角度も、点灯保持時間も、電池寿命も、寸法も同じです。
つまり選ぶ基準は光の色だけということになります。
夜中に起きて使うなら電球色です。 目が暗さに慣れている状態で使うものなので、色温度の低いほうが負担が小さくなります。 昼白色が向くのは、クローゼットの中や物置など、ものの色を見分けたい場所です。
光の色の考え方は電球色・温白色・昼白色の違いと、夜の部屋での使い分けにまとめています。
なお、ケルビンの数値が公表されているのは BSL-MS1(温白色 3,500K)だけでした。 残りの2製品は「電球色」「昼白色」という呼び名だけで、数値がありません。
分からないのは「どれくらい暗くなったら点くか」
センサーライトには、人を感知するセンサーのほかに、 周囲が明るいときは点灯しないようにするセンサー(明暗センサー/フォトセンサー)が入っています。
3製品とも「フォトセンサー搭載」とは公表されています。 ところがどれくらい暗くなったら点くのか、その数値は公表されていません。
これは実際の使い勝手に直結します。 たとえばカーテン越しに街灯が入る部屋だと、 暗いつもりでもセンサーが「明るい」と判断して点灯しないことがあり得ます。 逆に、少し薄暗くなっただけで点いてしまうこともあり得ます。
こればかりは、置いてみないと分かりません。 今回調べた範囲で動作照度を数値で公表していた製品は、 別シリーズの1製品(約5 lx)だけでした。
比較に載せられなかった製品
載せなかった理由も書いておきます。製品が悪いという意味ではありません。
朝日電器(ELPA)の屋内用センサーライト
検知距離(約4m)と検知角度(横約60°・縦約30°)、 点灯保持時間(AUTO時 約6秒、人感センサーで自動消灯する場合 約100秒)は確認できました。 アイリスオーヤマより遠くまで、狭い範囲を見る設計だと読めます。
ただし全光束と光の色が公表されておらず、 さらに同じページ内で電源の記載(使用する乾電池の種類と本数)が 読み取るたびに食い違いました。 複数の製品の情報が1ページにまとまっているためと思われます。
こちらで正しく特定できない以上、表には入れません。 明るさが公表されていない時点で、この記事の比較軸(明るさと電池寿命)には載せられませんでした。
条件別に、どれを選ぶか
順位はつけません。公表されている仕様のうち、どれを優先するかで割り当てます。
ベッドサイドや寝室の壁に付けるなら
アイリスオーヤマ BSL-MS1。3製品で唯一、色温度が数値で公表されています(温白色 3,500K)。 下方発光で、真下を照らす形です。取り付けが固定ピン×2本なので、 ねじや釘より壁の穴が小さくて済みます。 明るさは約20lm/約10lmと、3製品でいちばん控えめです。
電池は別売のことがあります。価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。
廊下や階段を、夜のうちに照らすなら
アイリスオーヤマ BSL40WL-WV2(電球色)。幅194mmの横長で、高さは29.6mmと薄い形です。 約40lmとやや明るく、電球色なので夜中に見てもまぶしくなりません。 AUTO Lo にすれば約12lmで、電池が約24か月もちます。
価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。
クローゼットや物置など、ものを見分けたい場所なら
アイリスオーヤマ BSL40WN-WV2(昼白色)。上の製品と光の色以外は完全に同じ仕様です。 服の色や小物を見分けたい場所には、昼白色のほうが向きます。 寝室に付けるなら電球色のほうを選んでください。
価格と在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。 当サイトはリンクを経由した購入により紹介料を受け取ります。
この比較では分からないこと
- 明暗センサーが働く明るさ(3製品とも公表なし)
- 感知してから点くまでの速さ
- 実際の光の広がり方(真下だけか、少し先まで届くか)
- 取り付けプレートの保持力と、はがしたあとの壁の状態
- 演色性(3製品とも公表なし)
これらは、実際に購入して使った記録(使用記録)が用意できたときに追記します。
よくある疑問
センサーライトの40ルーメンは暗くないですか
部屋を照らす用途には足りません。 一般的な60形相当のLED電球が約800ルーメンなので、その20分の1です。 ただしセンサーライトの役目は部屋を明るくすることではなく、足元や段差の位置が分かる程度に照らすことです。 夜中に目が覚めたときは目が暗さに慣れているので、強い光はかえってまぶしく感じます。 用途が違う道具だと考えたほうが選びやすくなります。
点灯時間の「約10秒」は短すぎませんか
動いている間は点き続けます。 今回の3製品はいずれも「感知中は常時点灯」と公表されていて、約10秒というのは人の動きを感知しなくなってから消えるまでの時間です。 ただし同じ場所に立ち止まって手元の作業をすると、消えることがあります。 洗面所で顔を洗うような使い方には向きません。
電球色と昼白色のどちらを選べばいいですか
夜中に起きて使うなら電球色です。 今回比べた2製品は、光の色以外の仕様が完全に同じでした。 明るさも検知範囲も電池寿命も寸法も同一で、違うのは光の色だけです。 つまり選ぶ基準は好みと用途だけになります。 目が暗さに慣れている状態で使うものなので、色温度の低い電球色のほうが負担が小さくなります。
常時点灯モードにすると電池はどれくらいもちますか
今回の3製品では約15時間から約24時間と公表されていました。1日で使い切る計算です。 いっぽう人感センサーで動くモードでは約12か月から約24か月と公表されています。 常時点灯は停電時などの一時的な用途で、日常はセンサーで動かす前提の設計だと読めます。
この記事の出典
すべて2026年9月11日に確認しました。
- アイリスオーヤマ 乾電池式屋内センサーライト ウォールタイプ(BSL-MS1/BSL-MS2/BSL40WL-WV2/BSL40WN-WV2)
アイリスオーヤマ - 朝日電器(ELPA)LED屋内用センサーライト
ELPA 朝日電器株式会社 - 朝日電器(ELPA)LEDセンサー付ライト 乾電池式/フラット人感センサー(動作照度 約5lx の記載を確認)
ELPA 朝日電器株式会社
次に読む
- 常夜灯・フットライトの選び方(効くのは明るさより光の向き)
- ベッドサイドの充電式ライトを仕様で比べる
- 電球色・温白色・昼白色の違いと、夜の部屋での使い分け
- 夜のあかりを2段階にする
記載の仕様は2026年9月11日時点のメーカー公表値です。仕様と価格は変更されることがあります。 当サイトは広告・アフィリエイトリンクを掲載しています。 Amazonのアソシエイトとして、夜ノートは適格販売により収入を得ています。